日本の「漆」は、約12,600年-前縄文時代草創期のウルシの木片が福井県鳥浜貝塚遺跡から発見されており、世界で最も古い歴史を持っています。
米・酒・魚の新潟の食文化に30年以上に渡り取り組んできた「にいがた食の陣」が、「お酒を美味しく呑もう」をテーマに、歴史ある技術を持つ漆塗箔師に依頼して、世界に誇れる漆塗酒器をつくりました。
<酒逢>で飲む日本酒は、ガラスや陶器で飲むときと味わいが大きく変わります。日本古来からの技術で作られた特別な器を、ぜひ体験してください。※味わい方には個人差があります。
〜亀田縞〜新潟県の亀田地区発祥。湿地での農作業のために作られた、水や汚れに大変強い綿織物です。それを更に1点1点丁寧に仕上げた巾着は、すべて<酒逢>にぴったりの特注品。SDGsに鑑み、外用に持ち歩きのできる亀田縞の手作り巾着も別途ご用意しています。<酒逢>は木製で、非常に軽量かつ頑丈と持ち運びにぴったり!ぜひこの機会に、「マイ酒器」習慣、始めませんか?
ウルシ(漆)とは…日本や中国に広く分布し、その木から採れる樹液が「漆」であり、接着剤や漆器に利用されてきました。漆は、木肌が傷つけられるとその身を守るために樹液を出して保護しようとします。
その作用を縄文人は発見していたに違いない。様々な試行を行い、接着や器の水漏れを防ぐために塗布することで、よりそのモノが堅牢になることも突き止めていたに相違ない。それはこれまで発見されてきた生活用具の器や、髪を梳く櫛等に漆が使われていることから推測できます。また日本の建築史においても、神社や仏閣等の建築物に多くの漆が用いられています。天然塗料として、また堅牢さを保つ為に重宝されていたのです。京都の金閣寺は金箔を使っていますが、その下地には漆が塗られている事をご存じでしょうか。
この様に、日本人は先達者の英知を受け継ぎ、特に食器としての木地師がカタチ作ったお椀やお箸などに漆を塗り、より堅牢で美しい食器として重宝しながら使用してきた歴史があります。
また漆には高い殺菌効果が有ると言う事も、古代人は知っていたのかもしれません。菌という概念は知らずとも、水や食物に対して衛生的な利点があるということは把握していたのではないでしょうか。
漆の殺菌効果があることは知られていますが、2021年8月3日、箕輪漆行(福井県)が漆に新型コロナウイルスを減少させる抗ウイルス効果があることを確認したと発表しました。(出典/福井新聞)
小林佛檀店四代目当主、塗箔師 小林 清則。 伝統の「金ずり技法」唯一の伝承者。 「酒逢」は、世界に通用す技術を持つ塗箔師が1点1点丁寧に仕上げた特注品です。
新潟の観光名所・新潟ふるさと村にて各種「酒逢」を販売しています。広い日本酒コーナーとともに展示されており、お好みの日本酒とのギフトセットにも対応!
2022年3月7日の新潟日報朝刊にて「酒逢」が取材・掲載されました!WEB版「北陸・信越幹線ナビ」にも掲載しております。
高さ78mm×直径 45mm